【第1回PJCS予選 128位 予選抜け】ガチグマ軸 トルネウーラ構築

SV

スミオと申します。
今回、2024年第1回PJCS予選を無事に通過する事が出来たため構築メモを残したいと思います。

構築の経緯

レギュレーションFではウガツホムラやタケルライコが解禁されたため、環境的にも地面技の通りがよくレギュレーションFが始まる前からガチグマ(アカツキ)が強いだろうなと考えていました。

案の定、海外大会でリキキリンと組み合わせたガチグマ(通称:ガチキリン)が結果を残しPJCS予選やランクマッチで数を増やしていました。しかしインターネット大会では相手の技構成などが判らず、一戦一戦の勝率が大事になってくるため、不意の「ちょうはつ」や「ふういん」などで「トリックルーム」を防がれたり、うまく「トリックルーム」をしのがれるとそのまま簡単に負けてしまうリスクがあり、インターネット大会向きの構築では無いなと感じました。

そこでトリックルームに頼らず、「このゆびとまれ」などでガチグマを守りながら「ブラッドムーン」といった高威力技を通していくのが強く勝率も安定すると考え、S13(レギュE)で14位に入った構築を転用し微調整する事にしました。

転用前後のパーティ変更について簡単にまとめます。

ガチグマ → 今回のパーティ転用理由であるためそのまま採用

草オーガポン → ガチグマが苦手な水オーガポンやゴリランダー、バークアウトに強いため採用

トルネウーラ → ガチグマが苦手なハバタクカミ+イーユイに強いため採用

ウインディ(ヒスイ) → いかく持ちでありパオジアン+カイリュー、ガオガエンに強いため採用

イエッサン♀ → もともと合体ヘイラッシャの対策で入れていて、海外で流行していたキラフロル入りには弱いため不採用にした。PJCS予選の直前にスカーフ持ちの水ウーラオスやトルネロス、ウガツホムラが流行していたので、それらに強いタケルライコを採用した。

パーティ紹介

ガチグマ(アカツキ) 

ガチグマ

【テラスタル】 ゴースト
【技】 ブラッドムーン、ハイパーボイス、だいちのちから、しんくうは
【持ち物】 とつげきチョッキ
【特性】 しんがん
【実数値】 191(20)-*-141(4)-204(244)-112(212)-76(28)

相手の単体技は「このゆびとまれ」で吸うことができるので、全体技の「マジカルシャイン」や「こがらしあらし」に対して強くなるように「とつげきチョッキ」を持たせた。
「とつげきチョッキ」のせいで「まもる」を覚えられなので、相手の「ねこだまし」を無効化できるようにテラスタルはゴーストにした。

地面技の通りが良いだろうなと思い採用したが、地面技が刺さる相手に対しても交代読みやテラスタル読みで「ブラッドムーン」や「ハイパーボイス」を押していた。「しんくうは」も強く、もはや「だいちのちから」が一番使っていない。しかしノーマル技の通りもよく、耐久力もあるので何度も行動して相手を削っていくことが出来た。

トルネロスと組み合わせているので「おいかぜ」によって上から殴ることも考えて少しだけSに振り、控えめテツノカシラや最速キラフロルを抜けるようにした。おかげで少しだけSに振ったテツノカイナやディンルー、ガチグマ(アカツキ)をまとめて抜けた。

【努力値調整】
H:16n-1
HB:陽気パオジアンのつららおとしを確定耐え
HD:ガチグマ(アカツキ)のノマテラ+いのちのたま ハイパーボイスを2耐え(最高乱数切り)
S:追い風時、控えめテツノカシラ、最速キラフロル抜き
  ※なるべくCに努力値を振りたかったため、最低限の素早さ
C:残り。ブラッドムーン+しんくうは でH252D4振りトルネロスを約7割で倒せる

草オーガポン

【テラスタル】 くさ
【技】 ツタこんぼう、このよびとまれ、ニードルガード、アンコール
【持ち物】 ゴツゴツメット
【特性】 まけんき
【実数値】 185(236)-141(4)-143(204)-*-117(4)-138(60)

となりにいるガチグマ(アカツキ)や水ウーラオスを「このゆびとまれ」で守るのが主な仕事。
水オーガポンでは無い理由は、ガチグマが苦手な水ウーラオス、水オーガポン、ゴリランダーをまとめて止めることができ、さらには特性まけんきによってバークアウトを打たせにくくするため。また水ウーラオスが苦手なタケルライコに対して電気技を半減で吸収できるのも評価している。

タケルライコなどに「めいそう」を積まれると非常に厄介なので、機能停止させる「アンコール」を採用した。テラスタルを切れば素早さが高い相手に対して強引に「アンコール」を決められるので、技の相性は良い。合体してくるヘイラッシャに対しても「まもる」や「みがわり」に対して「アンコール」を決めることが出来れば、エージーウィンできる。

【努力値調整】
S:テラスタル時、最速135族(ハバタクカミ、パオジアン)抜き
B:10n 陽気パオジアンのつららおとしをだいたい耐え(乱数6.2%)
H:AとDに4振りして残り

トルネロス

【テラスタル】 あく
【技】 おいかぜ、まもる、こがらしあらし、あまごい
【持ち物】 きあいのタスキ
【特性】 いたずらごころ
【実数値】 155(4)-*-90(0)-177(252)-110(0)-179(252)

水ウーラオスの天敵である水オーガポンに対してダメージを与えたかったのでCS全振り。テツノカシラが重かったのでテラスタルをにした。「おいかぜ」せずに適当に「こがらしあらし」を打っているだけでも強い。

ウーラオス(れんげき)

【テラスタル】 はがね
【技】 すいりゅうれんだ、インファイト、アクアジェット、みきり
【持ち物】 しんぴのしずく
【特性】 ふかしのこぶし
【実数値】 191(124)-200(252)-121(4)-*-86(44)-128(84)

特性ふかしのこぶしが強すぎるため、草オーガポンでウーラオスを守り行動回数を増やす。また全体の特殊技は草オーガポンで防げないので、テラスタルはマジカルシャインを半減できるにした。鋼は水ウーラオスの弱点である草タイプも半減する事ができ、パオジアン+カイリューの「しんそく」+「ふいうち」を耐えることが出来る。さらには流行していたガチグマ(アカツキ)のノーマル技も半減できるので、環境的にもかなり刺さっていた。

パーティ単位でパオジアンが重かったので「すいりゅうれんだ」でH4降りパオジアンを倒せるようにしんぴのしずくを持たせた。

【努力値調整】
H:16n-1
B:鋼テラスタル時、意地っ張りカイリューのノマテラハチマキしんそく+意地っ張りパオジアンのふいうちを確定耐え
A:ぶっぱ しんぴのしずくを持って、H4振りパオジアンを確定1発
D:ハバタクカミの眼鏡+テラスタル+マジカルシャインを確定2耐え
S:準速75族抜き(タケルライコなど)、追い風時にスカーフイーユイを抜ける

ウインディ(ヒスイ)

【テラスタル】 くさ
【技】 フレアドライブ、しんそく、いわなだれ、まもる
【持ち物】 いのちのたま
【特性】 いかく
【実数値】 171(4)-183(252)-100(0)-*-100(0)-142(252)

トルネロス、パオジアン、カイリュー、ガオガエン、炎オーガポンに強く、いかくで味方をサポートしつつアタッカーとしても活躍できる優秀なポケモン。ヒスイウインディはこだわりハチマキを持っている印象が強いのか、集中攻撃されることが多かったので持ち物をいのちのたまにして「まもる」を採用した。ガチグマで雑に削った相手に対して、技を打ち分けつつ先制技で処理していけるのが強かった。

また水ウーラオスの天敵であるモロバレルや水オーガポンに対して強く出れるように、テラスタルはにした。

タケルライコ

【テラスタル】 フェアリー
【技】 りゅうせいぐん、10まんボルト、じんらい、ほえる
【持ち物】 ぼうじんゴーグル
【特性】 こだいかっせい
【実数値】 223(180)-*-116(36)-198(180)-110(4)-109(108)

水ウーラオスやトルネロスに対して非常に強く、苦手なハバタクカミに対しても「じんらい」で上から攻撃できる。初手に「りゅうせいぐん」を打っても起点にされないように「ほえる」を採用し、PJCS予選の少し前に流行っていたドーブル+ベトベトンをついでに対策できた。タケルライコミラーと悪ウーラオスを意識してテラスタルはフェアリー

【努力値調整】
H:16n-1
B:陽気パオジアンのつららおとしを耐え(最高乱数切り)
C:10n
S:タケルライコミラーを意識して厚めに振った ※ただし上位勢のタケルライコはS119-120くらいあったようなので、全然足りてなかったっぽい。

パーティの強み

冒頭にも記載した通り、草オーガポンでとなりのポケモンをサポートしながら相手に刺さっているポケモンを通していく戦法を採用したのですが、このパーティは先制技持ちが4体いるので相手のポケモンを縛る盤面が多く、こちらに有利な読み合いを相手に押し付けることが出来ました。また相手が全くダメージを受けていない状況でも先制技×2で倒すことが出来るポケモンもいました。(例えば、パオジアン→しんくうは+アクジェ、じんらい、しんそく 悪ウーラオス→しんくうは+じんらい、しんそく など)

対戦した時間帯

私は日曜日の21:00頃から潜り始めました。その方が対戦相手のレートが高く、レートが上がりやすいと考えたためです。実際、自分より高いレートの方とマッチングする事が多く、勝率は8割届いていないですが予選抜けできるレートまで上げることが出来ました。

対戦成績は以下の通りです。

〇〇××〇〇〇〇〇〇〇〇〇×〇〇〇〇××〇〇〇〇〇〇×〇〇 (23勝6負)

ちなみにマッチングした中で日本勢は19名、海外勢は10名でした。
やはり最終日の夜中は予選抜けを目指す日本勢が多く潜っているようでした。

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拙い文章でしたが最後まで読んでいただき有難うございました!

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